歯技協・東支部 第3回6月例会議事録
平成19年6月8日
於:八重洲富士屋ホテル
出席者:13名、本部4名
決 定 ・ 報 告 事 項

1.第1回本部理事会報告
  (1) 本日、事務局で第1回本部理事会が開催され、初理事会出席だった。各理事の事業
          内容の説明があった。支部でも今後、検討して、適正価格、取引先との契約書の
          取り交わしなど。
   (2)先月、出張で欠席の松浦さんに本部・学術理事としての一言をお願いしたい。
          ―本部事業は一人ではなかなか大変なので、山賀さんと南部さんがいろいろ
          分担して協力していただける。学会がペルーで行なわれ8日間滞在した。
          2000人くらい参加した。ペルーの歯科の状況は日本の20年前くらいに思えた。
          CAD/CAM、インプラント上部構造、エレクトロフォーミングなど講演し、受講者には
     喜んでいただいた。ラボの主流は部分床義歯で、大学病院も見学した。
     インカ帝国の未だ岩が適合し合って、入り組んでいる様子は不思議ですばらしく、
     機会があれば写真など見ていただきたい。

2.7月例会 タイムスケジュール詳細

  7月例会は移動例会で、高尾の「うかい鳥山」に決定。
  集合はJR高尾駅の甲州街道沿い。集合時間は午後5時30分、送迎バスが来る。
  6時から6時30分まで会議を行い、その後は自由行動。

  
8月は、須山歯研の会長、社長就任祝賀パーティーを10日(金)に行なう。
  場所は、八重洲富士屋ホテル「赤松の間」時間は午後6時〜8時。
  実行委員長は国府田さんにお願いした。12日(火)午後4時より事務局にて
  打ち合わせ。4名ほど参加。

  10月の経営研修会は、年金問題などを中心に考えたい。場所は、先月例会で、
  担当に一任されている。

3.社員向研修会について

  社会人として人間性を高める内容か、業界の中での益のある話しか、
  どちらかに決める。⇒次回継続協議。

4.その他
  歯科技工士専門学校へ卒業生を対象に歯技協理事長賞を贈呈することが決定された。
  詳細は後日報告。


◆ミニ研修会
  講 師:秋元秀俊氏(医療ジャーナリスト)
  テーマ:「ヨーロッパ・アメリカ・および日本の歯科全体の変化をどう見るか」

 私は他の人より物事を深く考えるという自負があるという言葉から始まり、クイント時代から現在までの履歴概略の説明があった。自分宛の手紙で、患者の本音を例を挙げて説明、「医者選び」は「自分選び」であり、患者がキャスティングポイントを握るという、歯科医療の未来系を考える時期に来ているかもしれない。売り手と買い手の知識差がある(シュルツ引用)中で、医療サービス=ヘルスケアの構造変化も考えられる。現在提唱され、実践されているEBM(根拠に基づいた医療)からNBM (患者との対話と信頼関係に基づいた医療)、つまり、患者に実感できる臨床易学的根拠に基づく医療に構造変化していかなければ、生活の医療は導き出せない。
主にヨーロッパを中心とした医療の現状の比較、自費治療の格差、ドイツの補綴治療定額補助制度の仕組みなど、データをもとに講義された。


                                                以  上
例会の様子
例会には、本部理事も参加
ミニ研修会 講師 秋元秀俊氏 医療の構造変化の説明